アントラーペン

エゾシカの角を削ったボールペン。
同じ物は2本作れないので、作品には番号を打っています。

#01 プレーン 赤系 径約16ミリ

シカ角の内部は多孔質で、褐色~赤色がかったものと灰色っぽいものがあります。ここでは前者を赤系、後者を黒系と呼び、その軽石のようにザラザラな表面をスムーズに埋める加工をしています。その埋め剤(フィラー)が無色のものを「プレーン」、銅の粉末のものを「コッパー」、トルコ石の粉末のものを「ターコイズ」と呼びます。#01には銅粉末を使いましたが、思ったように乗らなかったので「プレーン」に区分しました。

#02 プレーン 赤系 径約16ミリ

#01~03は同じシカ角から切り出したもので、どれも赤系になってます。どこまで細く削ったらどういう模様になるかは予測できません。ボールペンのパーツはねじ込みではなくきつめの押し込み式なので、一度組んだらやり直しがききません。

#03 プレーン 赤系 径約15ミリ

現在庫中、一番の細身。ボールペンの部品は外径8.1ミリの真鍮パイプに入っており、同径の穴をシカ角素材にドリルで開け、埋め込みます。輪切りに見ると、パイプ外側の角素材の厚さはこの#03で4ミリ弱。あまり薄くすると加工中に割れることがあるので、細くて厚さ3ミリ、ペンの外径14ミリくらいが限界でしょうか。

#04 プレーン 黒系 径約16ミリ

次の#05と同じ角から切り出した2本で、似たペアのペンに仕上がることをイメージしたのですが、あまり似ませんでした。白の勝った、落ち着いた印象の1本。

#05 ターコイズ 黒系 径約16ミリ

現在唯一のトルコ石インレイ。もう少し素材の黒が強ければよかったかな、という仕上がり。